[レゲエを知る!]Deejay、Singer、Soundの特徴とその魅力

レゲエは豊かなリズムメッセージ性で、世界中で愛されている音楽です。
レゲエシーンには、異なる役割を持つアーティストが存在し、それぞれが音楽を通じて独自の表現を行っています。
この記事では、レゲエの音楽シーンを代表する「Deejay」、「Singer」、そして「Sound」の3つのカテゴリーに焦点を当て、各々の特徴その魅力について解説いたします。

Deejay(ディージェイ)

Deejayは、レゲエ音楽の中で重要な役割を担っています。
HIPHOPにおけるラッパーのような役割ですかね。

Deejayは、シンガーとは異なり、メロディを歌うのではなく、言葉でリズムを刻んでいきます。
代表的な日本人アーティストとしては、CHEHONNANJAMANなどが挙げられます。
Deejayのパフォーマンスは、とてもエネルギッシュで、観客との一体感を作り出します。

実際に聞いてみた方が、わかりやすいですよね。

イメージ湧きましたでしょうか。

この曲を歌っているRUDEBWOY FACEも日本を代表するDeejayの1人です。

Singer(シンガー)

Singerは、レゲエ音楽においてメロディを担当し、感情豊かな歌声で歌います。平和や愛、自由、反戦など、さまざまなテーマを歌うことが多く、それらは基本的にレゲエの文化を象徴しています。
代表的な日本人アーティストとしては、PUSHIMMINMIなどが挙げられます。
シンガーは持ち前の歌唱力魅力的な声色で、観客を魅了させます。

こちらも実際に聞いてみましょう!

いかかでしょうか、Deejayとは全く違う歌い方なのがわかるかと思います。
こちらは、Youth Of Rootsというレゲエバンドの曲で、ボーカルがKon RyuというSingerです。

また、DeejayとSingerどちらの要素も持っているアーティストをsing jayと言ったりもするそうです。

Sound(サウンド)

Soundは、Selector(セレクター)、MCを含む複数のメンバーで構成され、協力して音楽とエンターテイメントを提供します。
※もちろん一人でSelector(DJ)とMCをこなすSOUNDもたくさんいます。
Selectorは音楽の選曲とMIXを担当し、MCはイベントを盛り上げる役割を果たします。

そしてSoundは独自に組み立てた巨大なスピーカー(サウンドシステム)を持っており、それをクラブ野外に持ち出し、独自の音圧や音質で観客を魅了します。
有名SOUNDのシステムはものすごい音圧と爆音で、一度体感したら他が物足りなくってしまうかも知れませんね。気になる方はサウンドシステムの出るイベントに行ってみましょう!

横浜レゲエ祭にて、配置されたmighty crownのサウンドシステム

DUB(ダブ)

また、SOUNDと切り離せない関係にあるのがDUB(ダブ)といわれる、DeejayやSingerの楽曲の替え歌のようなものがあります。SOUND専用に歌詞を入れ替え、SOUNDが作成または指定したオケ(ビート)に乗せて楽曲を歌い直したものになります。

※ここでいうDUBとは、DUB PLATE(ダブプレート)を意味し、レゲエのサブジャンルの

DUB

とは別物になります。


こちらも実際に聞いてみましょう!

こちらは、DeejayとSingerの例として聞いた2曲のDUBバージョンです。

どうでしょう、原曲もいいけど、DUBもいいね~って思いますよね。

SOUNDはこのようなDUBを駆使し、イベントを盛り上げたり、SOUND同士のバトル(サウンドクラッシュ)にて相手を攻撃したりします。
サウンドクラッシュの際は対戦相手をディスするDUBを用意するという事ですね。

日本のSOUNDにはサウンドクラッシュの世界大会で優勝するような、すごいSOUNDがいます。
それだけ日本のSOUNDはレベルが高いのです。

終わりに

レゲエの音楽シーンを代表する3つの役割について簡単に記載してみましたが、いかがでしたか?
レゲエ面白そう!と思っていただけたら幸いです。
もし、興味を持っていただけたなら、アーティスト一覧からいろいろなアーティストを調べてみてください。きっと読者様の感性にあうアーティストが見つかると思います!

解説系
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